平成30年12月
定例会坂出市告示第247号
坂出市議会12
月定例会を平成30年12月4日(火)午前10時、議事堂に招集する。 平成30年11月27日
坂出市長 綾 宏 ────────────────────────── 平成30年12月4日(火曜日)午前10時11分開会〇
出席議員 20名 1番 植 原 泰 2番 脇 芳 美 3番 東 原 章 4番 鳥 飼 年 幸 5番 若 谷 修 治 6番 村 井 孝 彦 7番 斉 藤 義 明 8番 出 田 泰 三 9番 茨 智 仁 10番 大 藤 匡 文 11番 前 川 昌 也 12番 植 條 敬 介 13番 野 角 満 昭 14番 若 杉 輝 久 15番 松 成 国 宏 16番 楠 井 常 夫 17番 吉 田 耕 一 18番 大 前 寛 乗 19番 山 条 忠 文 20番 東 山 光 徳 ────────────────────────────〇
欠席議員 なし ────────────────────────────〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 市長 綾 宏 副市長 加 藤 悟 史(総 務 部)
総務部長 好 井 和 彰
秘書広報課長 香 川 浩 基
政策課長 中 川 高 弘
総務課長 香 西 秀 紀(
市民生活部)
市民生活部長 中 西 明 彦(
健康福祉部)
健康福祉部長 丸 橋 通 良(
建設経済部)
建設経済部長 宮 本 智 裕
建設経済部参事 藤 岡 和 也(
市立病院)
事務局長 前 谷 博 司(出 納 局)
出納局長 谷 久 真 哉(消 防) 消防長 洲 崎 真 治(
教育委員会)
教育長 國 重 英 二
教育部長 浦 田 俊 一
教育委員会参事 森 毅 彦 ────────────────────────────〇出席した
議会事務局職員 事務局長 杉之原 智 也 次長 大 熊 高 弘
議事係長 網 野 香 奈 書記 西 野 博 幸 書記 神 内 秀 孝 ──────────────────────────── 議 事 日 程 第1号第1
会議録署名議員指名について第2
会期決定について第3 諸般の報告
議発報告第8号
出納検査の結果
報告書受理について
議発報告第9号 平成30年度
財政援助団体等監査の結果
報告書受理について
議発報告第10号
専決処分事項の
報告書受理について
議員派遣報告について第4 議 案 第 20 号 坂出市
旅費支給条例の一部を改正する
条例制定について第5 議 案 第 21 号 坂出市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例制定について第6 議 案 第 22 号
坂出市立病院事業の
設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について第7 議 案 第 23 号 平成30年度坂出市
一般会計補正予算(案)(第4号)第8 議 案 第 24 号 平成30年度坂出市
介護保険特別会計補正予算(案)(第3号)第9 議 案 第 25 号 平成30年度坂出市
後期高齢者医療特別会計補正予算(案)(第2号)第10 議 案 第 26 号 平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算(案)(第2号)第11 認 定 第 1 号 平成29年度坂出市
一般会計決算認定について第12 認 定 第 2 号 平成29年度坂出市
国民健康保険特別会計決算認定について第13 認 定 第 3 号 平成29年度坂出市
国民健康保険与島診療所特別会計決算認定について第14 認 定 第 4 号 平成29年度
坂出港港湾整備事業特別会計決算認定について第15 認 定 第 5 号 平成29年度坂出市
王越診療所特別会計決算認定について第16 認 定 第 6 号 平成29年度坂出市
下水道事業特別会計決算認定について第17 認 定 第 7 号 平成29年度坂出駅
北口地下駐車場事業特別会計決算認定について第18 認 定 第 8 号 平成29年度坂出市
介護保険特別会計決算認定について第19 認 定 第 9 号 平成29年度坂出市
介護保険介護予防支援事業特別会計決算認定について第20 認 定 第 10 号 平成29年度坂出市
後期高齢者医療特別会計決算認定について第21 認 定 第 11 号 平成29年度
坂出市立病院事業会計決算認定について第22 認 定 第 12 号 平成29年度坂出市
水道事業会計決算認定について第23
意見書案第1号
水産政策の改革に慎重な検討を求める
意見書について ──────────────────────────── 本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第23
意見書案第1号まで ────────────────────────────
○議長(
大前寛乗君) これより
坂出市議会平成30年12
月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。 ────────────────────────────
△日程第1
会議録署名議員指名について
○議長(
大前寛乗君) まず、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 3番東原章君及び7番
斉藤義明君を指名いたします。よろしくお願いいたします。 ────────────────────────────
△日程第2
会期決定について
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第2を議題に供し、会期についてお諮りいたします。 会期は、本日から12月21日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月21日までの18日間と決定いたしました。 ────────────────────────────
△日程第3 諸般の報告
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第3、諸般の報告をいたします。 まず、
議発報告第8
号出納検査の結果
報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
議発報告第9
号平成30年度
財政援助団体等監査の結果
報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
議発報告第10
号専決処分事項の
報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
会議規則第168条の規定により、実施いたしました
議員派遣について、
報告書が提出されておりますので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。 ────────────────────────────
△日程第4議案第20号から日程第10議案第26号まで
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第4から第10まで
一括議題に供し、
提案理由の説明を求めます。
◎市長(綾宏君) 議長─市長
○議長(
大前寛乗君) 市長 綾 宏君 〔市長(綾宏君)登壇〕
◎市長(綾宏君) 本12
月定例会に提出いたします議案について御説明申し上げます。 議案第20号は、坂出市
旅費支給条例の一部を改正する
条例制定についてであります。
災害被災地等へ
災害支援、
災害復旧等を目的として
本市職員を派遣する場合における
赴任旅費等の支給について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第21号は、坂出市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。
坂出市立病院に勤務する
医療職給料表の適用を受ける職員の
特殊勤務手当について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第22号は、
坂出市立病院事業の
設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。
坂出市立病院事業について、平成31年度からの
地方公営企業法全部適用への
移行等に伴い、所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第23号は、平成30年度坂出市
一般会計補正予算案第4号でありまして、予算の総額に4,617万8,000円を追加し、補正後の
予算総額を
歳入歳出それぞれ241億7,797万1,000円といたすものであります。 その内容について申し上げますと、退職及び
人事異動等に伴う
人件費、緊急を要するものなどについて補正を行うものであります。 また、
債務負担行為につきましても補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、
議会費・
民生費1,359万4,000円、
衛生費・
農林水産業費5,191万5,000円、
商工費・
土木費1,865万4,000円、
港湾費・消防費4,621万6,000円、
教育費・諸
支出金2,357万5,000円を増額し、
総務費1億777万6,000円を減額いたすものであります。 これに伴う財源といたしましては、
県支出金・
繰入金1,632万1,000円、繰越金2,985万7,000円を増額いたすものであります。 議案第24号は、平成30年度坂出市
介護保険特別会計補正予算案第3号でありまして、予算の総額から293万1,000円を減額し、補正後の
予算総額を
歳入歳出それぞれ60億8,227万4,000円といたすものであります。 その内容について申し上げますと、
人事異動等に伴う
人件費、
介護予防ケアマネジメント事業費などについて補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、
地域支援事業費275万1,000円を増額し、
総務費568万2,000円を減額いたすものであります。 これに伴う財源といたしましては、
県支出金・
支払基金交付金72万1,000円、諸収入280万円を増額し、
国庫支出金・
繰入金645万2,000円を減額いたすものであります。 議案第25号は、平成30年度坂出市
後期高齢者医療特別会計補正予算案第2号でありまして、予算の総額に83万8,000円を追加し、補正後の
予算総額を
歳入歳出それぞれ9億2,786万8,000円といたすものであります。 その内容について申し上げますと、
人事異動等に伴う
人件費などについて補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、
総務費83万8,000円を増額し、これに伴う財源といたしましては、
繰入金83万8,000円を増額いたすものであります。 議案第26号は、平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算案第2号であります。
人事院規則の一部改正に伴うものの補正でありまして、
収益的収入及び支出の
医業費用において、給与費211万円を増額し、補正後の
病院事業費用総額を53億612万6,000円といたすものであります。 以上、
提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって
提案理由の説明は終わりました。 ────────────────────────────
△日程第11認定第1号から日程第22認定第12号まで
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第11から第22まで
一括議題に供し、
決算審査特別委員長の
審査報告を求めます。
◆11番(
前川昌也君) 議長─
決算審査特別委員長
○議長(
大前寛乗君)
決算審査特別委員長 前川昌也君 〔11番(
前川昌也君)登壇〕
△
決算審査特別委員長報告
◆11番(
前川昌也君)
決算審査特別委員長報告を行います。 当
委員会に付託されました認定第1
号平成29年度坂出市
一般会計決算認定から認定第12
号平成29年度坂出市
水道事業会計決算認定までの認定12件につきましては、その内容が
広範多岐にわたっているため、
審査終了まで閉会中の
継続審査とし、9月
定例会終了後、5日間にわたり精力的に審査を重ねてまいりました。 以下、
審査過程において議論のありました
指摘事項並びに意見、
要望等について、その概要を御報告します。 初めに、認定第1
号平成29年度坂出市
一般会計決算認定についてであります。 平成29年度における
一般会計歳入歳出決算額並びに
実質収支の
状況等、その概要について、
歳入歳出差引額である
形式収支においては約2億6,115万円の黒字、また、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支においては約1億7,410万円の黒字となっておりますが、前年度
実質収支を差し引いた単
年度収支においては約5億5,651万円の赤字となっております。
総務費に関して申し上げます。 まず、
市ホームページの
リニューアルについてであります。 委員より、今回の
リニューアルの主な内容について説明を求めたところ、当局からは、全体的に明るいデザインへ一新するとともに、必要な情報がすぐに得られるようウェブページの分類を見直すなど、
ホームページ内での
情報入手が容易になったとの答弁がありました。 さらに他の委員より、従前と比べ見やすくなったことに加え、
リニューアルに際し、
地元高校生制作による
子育て支援関連情報の
特設サイトが開設されたことを高く評価した上で、
市ホームページは
行政情報を市内外に発信する
広報媒体の最たるものであることから、今後とも
創意工夫を凝らしながら魅力ある
ホームページとするよう意見がありました。 次、
瀬戸大橋通行料金についてであります。 委員より、島内に住み、車を運転することができない
高齢者が通院や買い物のために島外の親族などに運転を依頼する場合、島民が乗車しない1往復分の料金には割引が適用されないことを憂慮し、
通行料金の割引の見直しを図るよう
関係機関へ
働きかけていく必要があるとして、今後の方針について当局の考えをただしました。 当局からは、これまでも
本州四国連絡高速道路株式会社に対し、島民の
費用負担軽減のための要望を行ってきたところであるが、
瀬戸大橋開通後30年が経過し、
高齢化の進展も相まって島民及びその親族に新たな負担が発生していることは認識しており、要望を継続的に行うなど引き続き努力していきたいとの答弁がありました。 関連して各委員より、
瀬戸大橋を
生活道路として利用する島民にとって、現状でも
経済的負担は大きく、
公平性の観点からも
負担軽減に向けたさらなる
働きかけを求める意見や、
瀬戸大橋線路線バスに関し、岩黒島へのバスの乗り入れができないことや
児島坂出間の直通便がなく与島での乗りかえを要することはこれまでも
懸案事項とされており、大胆かつ柔軟な発想で直面している問題の解消に努めるべきであるとの意見が相次いで出され、当
委員会としても、さまざまな
関係機関と協議しつつ、
島嶼部住民の交通の
利便性向上に資する施策を鋭意検討するよう要望した次第であります。 次、
老朽危険空き家除却支援事業補助金についてであります。 委員より、老朽化し倒壊などのおそれのある空き家の除却を促進し、地域の住環境の向上を図るため、昨年度に創設した
当該補助制度も含めた老朽・
危険度の高い
空家等対策の
推進状況に関し、当局の説明を求めました。 当局からは、平成28年度に実施した
空家等実態調査において、老朽・
危険度が高いと判定された110件の
空家等において、平成29年度末時点で19件が除却され、そのうち14件が
当該補助制度を活用しているとの答弁がありました。 これに対し委員より、
地域住民の
生活環境に悪影響を及ぼすおそれのある老朽・
危険度の高い
空家等の除却が着実に進んでいることを評価した上で、
空き家家屋自体に問題はないが、その敷地内における雑草の繁茂や倒壊の
危険性の高い
ブロック塀を有する
ケース等への対応に関し、当局の説明を求めました。 当局からは、現在、老朽・
危険度の高い
空家等の解消を目指す中、
地域住民から通報のあった老朽・
危険度の低い
空家等に対しても、
所有者等を特定した上で、
現況写真などとともに
適正管理依頼文書の送付、
所有者等宅への
訪問依頼の実施など、坂出市
空家等対策計画に基づき、適正な
維持管理を促進する
取り組みを鋭意行っているとの答弁がありました。 次、
災害発生時の
初動態勢についてであります。 当局から、
地区連合自治会の区域を対象とした
自主防災組織が市内12地区全てにおいて結成されたことに伴い、全世帯に占める
自主防災組織加入世帯の割合、いわゆる
カバー率が100%になったとの説明を受け、委員より、
自主防災組織に求める
地域防災の役割について当局の見解をただしました。 当局からは、発災直後に公助のみでの対応を全てに対して行うことには限界があり、
自主防災組織を中心とした
初動対応が重要であるとの答弁がありました。加えて、
自主防災組織等からの推薦を受けた者に対して
防災士の
資格取得に要した経費の一部を補助することで、各組織に
防災士を配置していくとともに、
防災士が
資格取得後直ちに活動できる
環境整備に努めていくとの答弁がありました。 さらに他の委員より、全国で
激甚災害が頻発している昨今、
南海トラフ巨大地震の
発生確率も高まる中で、
被災地では多くの
ボランティアが他県他市から訪れて活発な活動を行い、重要な役割を果たしていることから、あらかじめ発災時に協力可能な
災害ボランティアを広く確保する考えはないか、当局の説明を求めました。 当局からは、
災害ボランティアによる効果的な
被災者支援を実現するためには、
災害ボランティアセンターを中心とした
受け入れ窓口の整備が肝要であると認識しており、
災害発生の際に多様な人材の
受け入れが可能となるよう、
被災者ニーズの把握と
ボランティア側との調整も含めた発災時における
災害ボランティアの
受け入れ態勢の構築について調査研究していくとの答弁がありました。 次、市税の
収納率についてであります。 当局から、市税全体の
収納率は昨年度に比して微増であったとの説明を受け、委員より、当局のこれまでの
取り組みを評価した上で、今後とも精力的に
徴収業務に取り組むよう意見がありました。 これを受け、当
委員会としても、市税に対する
公平性及び信頼性を確保するため、適正な
税務行政の推進と
収納率向上に向けたさらなる
取り組みを進めるよう要望した次第であります。
民生費に関して申し上げます。
保育士確保対策についてであります。 委員より、喫緊の課題である
保育士確保対策について当局の見解をただしたところ、当局からは、
保育士不足への対応について
正規職員の募集においては相当数の応募がある一方で、臨時・
嘱託職員については、賃金・報酬を増額するなどの確保策を講じているが
保育士不足を解消できるまでには至っていないとの答弁がありました。 これに対し委員より、
保育士確保は
待機児童の解消につながるなど
子育て支援の根幹をなすものであることから、さらなる
処遇改善に努めるよう意見がありました。
衛生費に関して申し上げます。
AEDについてであります。 委員より、主要な
公共施設に設置されている
AEDについて、本市における
設置状況及び設置後の
保守等について当局の説明を求めました。 当局からは、管理についてはそれぞれの
所管課において実施しているものであること、また
保守等については、
リース契約のため
設置業者に保守を依頼しているとの説明がありました。 これに対し委員より、緊急時の救命率を向上させるための
AEDは、今後、災害時の備えとしても必須であることから、全庁的な把握に努め、
関係各課で十分に情報を共有するよう意見がありました。
商工費に関して申し上げます。 まず、
中小企業融資制度についてであります。 委員より、
当該制度は
地域経済の基盤となる
中小企業の経営安定を図ることを目的としているにもかかわらず、平成29年度の
融資実績がなかったことに懸念を表し、その理由について当局の見解を求めました。 当局からは、近年、市中金利が低く推移していることから、
利用者にとって
当該制度の有意性が希薄化しつつあることが、
利用実績の低迷につながっているのではないかとの見解が示されました。 これを受けて委員より、県内他市との
協調融資であることなどから、
当該制度の金利を下げることが容易ではないことに一定の理解を示しつつ、
中小企業は本市の雇用を支える上でも非常に重要な役割を担っていることに鑑み、
新規雇用の促進ひいては移住・
定住促進の観点からも
利用者にとって利用しやすい制度となるよう、適宜見直しを図っていくべきとの意見がありました。 次、
クルーズ船歓迎事業についてであります。
当該事業は、平成29年4月に
クルーズ船にっぽん丸が坂出港
林田埠頭に寄港したことに伴い、
記念式典の開催や
婦人会によるうどんの
接待等により乗船客をおもてなしすると同時に、本市の魅力を発信すべく、さかいで
ブランド認定商品の
販売ブースや
市内観光地の案内所を設けるなど、
官民一体となり
にっぽん丸の寄港を歓迎したものであります。 委員より、
クルーズ船が坂出港に寄港することで本市にもたらす
経済効果は少なくないと推測されることから、これまで以上に町なかの
にぎわいづくりに
取り組み、本市の魅力を最大限に生かした
観光施策を展開する中で
クルーズ船のさらなる誘致に向け、
誘致事業の
所管課と連携しながら
関係機関へ積極的な
働きかけを行うよう意見がありました。
土木費に関して申し上げます。
市道維持管理業務についてであります。 委員より、市道の
除草作業については、同一箇所を年に数回除草することが望ましいが、厳しい
財政状況の中にあってはそれが困難であるという当局側の事情に理解を示した上で、地域の美化と
環境意識を育て、自発的な
市民参加を促し、市民との協働による
まちづくりを目的とした
公共施設里親制度の推進について当局の見解を求めました。 当局からは、平成29年度末で約20団体が
当該制度へ登録し、そのほとんどが長年にわたり地域の
美化活動に協力いただいているものの、近年、
高齢化が進み、
登録申請数も低調であることから、
市広報紙や
ホームページ、地域での
各種会合などあらゆる機会を捉え、市民へ広く周知を図るとともに、今後も限られた予算の中で、
当該制度のさらなる活用を含め、適正な市道の
維持管理に努めていくとの答弁がありました。
教育費に関して申し上げます。 まず、小児生活習慣病予防健診についてであります。 委員より、当該健診で要指導、要受診となった児童について、
保護者や
担任教諭、
養護教諭等とともに改善に向けた指導・実践を行い、再検査を実施しているが、再検査の健診結果などの
進学先中学校への申し送りをしているのか、また、小学4年生以降の数年以内に再度健診を実施する考えはあるのか、当局の説明を求めました。 当局からは、まず、進学先の中学校と当該健診結果のみならず、児童の
健康状態等の情報を共有し、
健康管理についての指導に努めていること、また、数年以内の健診の実施については、中学生と再度、成人になる前ごろの合計3回健診を実施することで、
生活習慣病発症の
リスク低減が期待されるとの肯定的な意見があることから、今後も
関係機関と実施に向けた協議を重ねていきたいとの答弁がありました。 次、
市民ホールについてであります。 委員より、
市民ホールの
代替施設については、旧
市立病院の
跡地利用や
中央公民館等との
複合施設計画などさまざまな意見があるが、具体的な計画についてはいまだに明示されていないことに懸念を表し、今後のあり方について当局の見解をただしました。 当局からは、
市民ホールについて、財源の確保対策のほか、さまざまな課題があり、慎重に検討を重ねていく必要があることから、現時点において具体的な方策は示されていないとの答弁がありました。また、
代替施設としては、沙弥島万葉会館や市民ふれあい会館などの利用を考えているものの、施設の老朽化が著しいため、今後は、
財政状況等を勘案しながら利用しやすい施設への整備改修も進めていく必要があるとの答弁がありました。 これに対し委員より、具体的な方策が示されない限り財源確保もできないことから、利用される市民や各種団体のためにも、早急に方向性を提示するよう意見がありました。 関連して他の委員より、成人式など現在、
市民ホールで開催している大きな行事の会場になり得るかもしれない市立体育館については、稼働率の高い現状において、市のみならず各団体の行事や、夏季に行われる各種大会などがよりよい環境下で開催できるように空調整備について検討するよう意見がありました。 以上、認定第1
号平成29年度坂出市
一般会計決算認定について審査した結果、異議なく認定すべきものと決しました。 次に、特別会計決算認定についてであります。 平成29年度における特別会計
歳入歳出決算額並びに
実質収支の
状況等、その概要について、
歳入歳出差引額である
形式収支においては、約3億8,170万円の黒字、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支においては約3億3,287万円の黒字となっており、前年度
実質収支を差し引いた単
年度収支においては約2億6,611万円の黒字となっております。 認定第2
号平成29年度坂出市
国民健康保険特別会計決算認定について、認定第3
号平成29年度坂出市
国民健康保険与島診療所特別会計決算認定について、認定第4
号平成29年度
坂出港港湾整備事業特別会計決算認定について、認定第5
号平成29年度坂出市
王越診療所特別会計決算認定について、認定第6
号平成29年度坂出市
下水道事業特別会計決算認定について及び認定第7
号平成29年度坂出駅
北口地下駐車場事業特別会計決算認定については、審査の結果、いずれも異議なく認定すべきものと決しました。 次に、認定第8
号平成29年度坂出市
介護保険特別会計決算認定についてであります。 まず、坂出市まいまいこ
高齢者おかえり支援事業についてであります。 委員より、認知症による徘回
高齢者の早期発見のための
当該事業に関し、おかえり支援サポーターとして電子メールの配信先を登録した方のアドレス変更などへの対応について当局の説明を求めるとともに、本事業を通して、認知症
高齢者を多くの人の目で見守ることによって安全・安心な暮らしを確保するため、当該サポーターの拡充について当局の見解をただしました。 当局からは、登録情報はメールアドレスのみで管理していることから、アドレスが変更になった場合は、新たなアドレスを再登録していただく必要があるとの説明がありました。また、多くの方にサポーターとして登録していただくことで、地域全体で
高齢者の安全を確保する一助となるよう広く展開していきたいとの答弁がありました。 これに対し委員より、
各種会合などあらゆる機会を捉えて、周知に努めるとともに、自治会などの各種団体や
関係機関と連携を図り、地域全体で認知症への理解を深め、本事業を推進するよう意見がありました。 次、ダブルケアカフェについてであります。 委員より、育児と介護を同時に担っている方を対象に支援を行うダブルケアカフェの運営状況について当局の説明を求めました。 当局からは、子育てに関する相談ができるまろっ子ひろばで介護サービスに関する相談にも対応できるよう、保健師が中心となって支援を行っており、今後、子育て中の方だけではなく、家族や親族関係における複数ケアへの対応も含め、
当該事業の周知啓発に努めていきたいとの説明がありました。 これに対し委員より、介護支援事業の中でも重要かつ先進的な
取り組みである
当該事業のさらなる拡充に努めるよう意見があり、審査の結果、異議なく認定すべきものと決しました。 次に、認定第9
号平成29年度坂出市
介護保険介護予防支援事業特別会計決算認定について及び認定第10
号平成29年度坂出市
後期高齢者医療特別会計決算認定については、審査の結果、いずれも異議なく認定すべきものと決しました。 次に、認定第11
号平成29年度
坂出市立病院事業会計決算認定についてであります。
当該事業会計決算の概要に関し、収益的収支(税抜き)においては、医業収益約51億8,888万円から
医業費用約51億5,451万円を差し引いた約3,437万円の医業利益に、医業外収支及び特別収支を加算した結果、約1億8,217万円の当年度純利益が生じ、また、資本的収支(税込み)においては、収入が約3億3,909万円に対し、支出が約11億2,510万円となった結果、約7億8,601万円の収支不足額が生じたことから、当年度分損益勘定留保資金等により補填しております。
当該事業会計決算認定については、審査の結果、異議なく認定すべきものと決しました。 次に、認定第12
号平成29年度坂出市
水道事業会計決算認定についてであります。
当該事業会計決算の概要に関し、収益的収支(税抜き)においては、収入が約13億1,071万円に対し、支出が約11億8,015万円となった結果、約1億3,056万円の純利益が生じ、また、資本的収支(税込み)においては、収入が約3億6,179万円に対し、支出が約8億6,625万円となった結果、約5億446万円の収支不足額が生じたことから、当年度分損益勘定留保資金等により補填しております。
当該事業会計決算認定については、審査の結果、異議なく認定すべきものと決しました。 最後に一言申し添えます。 本年は、
瀬戸大橋開通30周年、また、坂出港開港70周年という節目の年でありました。本市市勢の発展は、坂出港の発展とともになし遂げられてきたと言っても過言ではありません。重要港湾に指定後、番の州地区の埋め立てや塩田跡地を活用した港湾開発等により、本市は全国有数の港湾工業都市へと大きな進展を遂げるとともに、
瀬戸大橋の開通後、瀬戸内における交通・物流の要衝としてさらに重要な役割を果たしてきました。港づくりがまさに
まちづくりの根幹をなし、今日の本市を形成する礎となっています。さらに、近年、港湾を取り巻く環境が大きく変化する中、今後10年間に取り組むべき方向性を取りまとめた坂出ニューポートプランの策定が待ち望まれますが、坂出港に新たな価値を付加し、より一層の振興・発展を目指すこの計画こそが、次なる
まちづくりの足がかりとなるものと確信をいたしております。 一方、中心市街地に目を転じますと、京町線の街路整備や坂出駅北口駅前広場の拡張整備等、まちなか再生の
取り組みが進められております。人口減少社会に対応したコンパクトで持続可能な
まちづくりの実現に向け、立地適正化計画の策定作業も進められる中、旧
市立病院跡地の活用についてはいまだに具体的な計画は明示されておらず、さらに、老朽化等の問題から
市民ホールが来年4月より休館することも踏まえ、早急に結論を出さなければなりません。今こそ市民に対し、今後の
公共施設のあり方を含め、まちなか再生を実現するための指針を示す時期に来ていると強く思う次第であります。 審査の過程で出されました意見や
要望等は、本市が種々の新たな計画に基づく
まちづくりを展開し、さらなる市勢発展につながることを願う当
委員会の姿勢をあらわすものであります。当
委員会といたしましては、当局に対して、これらを真摯に受けとめ、効率的かつ効果的な予算の編成と執行を要請し、
決算審査特別委員長報告を終わります。
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって委員長報告は終わりました。 ────────────────────────────
○議長(
大前寛乗君) これより日程順に委員長報告に対する質疑に入ります。 まず、日程第11について質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって質疑を終結し、討論を許します。
◆13番(野角満昭君) 議長─13番
○議長(
大前寛乗君) 13番 野角満昭君 〔13番(野角満昭君)登壇〕
◆13番(野角満昭君) 認定第1
号平成29年度
一般会計決算認定に反対の立場から、その理由を申し上げます。 まず、市議会議員としての役割である坂出市政へのチェック機能の発揮における私の判断基準として、市民目線から見ての税金の無駄遣いや不公正な施策のあり方、また公共料金の引き上げなど市民負担増を極力避けるという立場のもとに判断をしてまいりました。 平成29年度決算については、以下3点について反対の意見を述べさせていただきます。 その第1は、生活課所管のごみ処理手数料有料化事業におけるごみ袋価格の設定についてであります。 それまでの無料から有料化して約11年、その間の利益は約6.5億円近くに上るのではないでしょうか。販売価格の約75%が純利益という社会常識を逸したこのあり方は、価格を高く設定すれば排出量を低くできるという、ある意味で市民をばかにしたようなものであります。これまでの排出量20%減の達成で価格を引き下げるという議会答弁、この約束を市民生活応援という立場で来年度から図っていただきますことを強く求めておきます。 その第2は、人権課所管の同和対策事業における部落解放同盟坂出市連絡協議会への団体補助金600万円及び人権・同和研修参加等補助金200万円の廃止を求める立場からのものであります。 地対財特法が2002年3月に失効しまして、既に16年が経過をする中で、本市はこれらを経過措置的同和事業と位置づけ、これまで2ないし3年ごとに減額してきたものが、この6年間は全く減額が図られておりません。部落解放同盟の自立を促すためにも、こういう思いやりは解消すべきであります。総務省の、特別対策をなお続けていくことは差別解消に必ずしも有効でないという指摘にもあるとおり、市民の納得は得られるものではありませんし、特別扱いするということが逆効果ともなっているのではないかという懸念すら持っております。この点で来年度予算においては、大幅にこれを引き下げ、
当該事業の廃止に向けるよう強く求めておきます。 P.14 第3は、マイナンバー制度についてであります。 これは国の制度の問題ではあります。この制度は政府にとっては徴税強化と社会保障費削減という大変おいしい効果が言われておりますけれども、国民にとっては日常生活において、これを使うメリットはほとんどない制度であることが、今約10%程度にとどまっているカードの発行数にはっきりと示されております。また、カードの紛失や盗難等での情報漏えいとそれが引き起こす犯罪についても懸念されております。さらには、さまざまな機能のひもづけのたびに莫大なシステムの改修費用を要することについても、これはやればやるほど無駄遣いというものになってしまうという問題を指摘しておきたいと思います。 以上、主な3点を述べまして反対討論といたします。 御清聴ありがとうございました。
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって討論を終結し、これより採決いたします。 本件は御異議がありますので、起立により採決いたします。 委員長報告どおり認定することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
大前寛乗君) 起立多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 ────────────────────────────
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第12から第19まで認定8件について一括質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって質疑を終結し、討論を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって討論を終結し、これより日程第12から第19まで認定8件を一括して採決いたします。 日程第12から第19までの認定8件については委員長報告どおり一括認定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、一括認定することに決しました。 ────────────────────────────
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第20について質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって質疑を終結し、討論を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって討論を終結し、これより採決いたします。 本件は委員長報告どおり認定することに御異議ありませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 本件は御異議がありますので、起立により採決いたします。 委員長報告どおり認定することに賛成の諸君は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
大前寛乗君) 起立多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 ────────────────────────────
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第21及び第22の認定2件について一括質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって質疑を終結し、討論を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって討論を終結し、これより日程第21及び第22の認定2件を一括して採決いたします。 日程第21及び第22の認定2件については委員長報告どおり一括認定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、一括認定することに決しました。 ────────────────────────────
△日程第23
意見書案第1号
水産政策の改革に慎重な検討を求める
意見書について
○議長(
大前寛乗君) 次、日程第23を議題に供します。 案文については、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。 提案の趣旨説明を求めます。
◆12番(植條敬介君) 議長─議会運営委員長
○議長(
大前寛乗君) 議会運営委員長 植條敬介君 〔12番(植條敬介君)登壇〕
◆12番(植條敬介君) 議会運営
委員会より提出いたしました
意見書案第1号
水産政策の改革に慎重な検討を求める
意見書について、
提案理由を御説明申し上げます。 水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化を両立させ、漁業者の所得向上と年齢のバランスのとれた漁業就業構造を確立することを目指し、平成30年6月、
水産政策改革の具体的な内容が農林水産業・地域の活力創造プランの中に位置づけられ、水産改革の方針が決定されるとともに、必要な法整備等を速やかに行うこととされております。 本改革についてでありますが、まず、優先順位の法定制の廃止について、新たな企業や個人の参入が進めば、秩序の保持や権利の転売など漁業社会の混乱を招きかねない憂慮すべき事態が想定されること、また、適切かつ有効に活用している場合における既存の区画漁業権の継続利用の優先について、明確な判断基準を早急に提示することが先決であると考えております。 さらに、漁場管理や漁業者委員の公選制の廃止や漁場管理を都道府県の責務とし、漁業管理を委ねる制度の創設についても、これまで漁業に携わり多大な貢献をしてきた漁協の存在価値を脅かすものでもあります。 そこで本市議会といたしましては、お手元に配付されております
意見書案のとおり、本改革が漁業現場の実態を踏まえ、十分な合意形成のもと進められるよう、慎重な取り扱いを要望するものであります。 何とぞ趣旨に御賛同くださいますようお願い申し上げ、
提案理由の説明といたします。
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって提案の趣旨説明は終わりました。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。 日程第23については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、日程第23は
委員会付託を省略することに決しました。 引き続き討論を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 以上をもって討論を終結し、これより採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 なおこの際、お諮りいたします。 ただいま可決されました
意見書について、字句の整理を要するものについては、その整理を議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、字句の整理を要するものについては議長に一任することに決しました。 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 12月10日の本会議は午前10時に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 午前10時58分 散会...